恋とは箱庭で、互いの安寧や切望を持ち寄っては琴線を握るような空間をつくる。すべての関係においてうまく深くまでいきたい、と思っている。うまくいったとしても、死という前提的な破綻があり、ならばどんなにうまくいっても破綻のない関係性を手に入れられはしない。永遠などはなからないから、最前の破綻を迎える努力をする。