この六畳間にはたくさんのきらびやかですてきなものがあって、でもそれがわたしを圧迫するように責任の所在を問うてくる。

抱きしめ合える恋人がいるというのに、恋人同士でいていい自信もなくて、すこし離れればすぐに不安になって怖くなって頓服を何錠も飲む。

毎日泣いて泣いて泣いて、でもこのことを証せることなんてないのでしょう。

何も無かったかのように過去になっていく。

どうかどうか、私たちを殺さないでください、私は本当は健やかに、笑いあって、あなたと生きたいんです、生きたかったんです、

慰め役を担わせてしまう疚しい必然が、きっとわたしたちを引き裂くのです、

心配事は起こらないのではなく、予想の斜め上の形をもってやってくるものなのだろう。

 

どうか私たちを生かしてください

どうか、どうか