期待とともに七月に足を踏み入れたはずだったが、部屋の電気を消して自分を隠すばかりの日々だった。誰もいない部屋でも耳栓をして、何も出来ずにベッドに沈みこむ。その度、わたしに通う血液なんてその程度か、と失望する。免罪符を得ようにもお金がかかる…
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