蝋に浸からないぼくたちに点いた火が煌々と燃え続けられるわけがない。ひとときの灯火を導火線まで運び雑な花火でも打ちあげるべきだったのだろう。スターターピストルの音もゴールテープの座標も与えてくれる者はおらず、形骸化した輪郭で形骸化した憧憬を…
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